A21 of Sekiya Constructions ~関谷建設一級建築士事務所~

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Q:輸入住宅の換気はどのようになっていますか。

A:弊社の輸入住宅は高気密・高断熱住宅のため、計画的な換気が必要となります。 

 換気には、給気排気共に機械を用いて強制的に換気を行う全熱交換型の第一種機械換気を使用しています。

 1. なぜ、顕熱交換換気装置に比べて、全熱交換換気装置が日本の環境に適しているといえるのか?
 日本のように高温多湿の夏季における直接換気は、室外から熱と湿気の入りを招き、冷暖房負荷を上げます。 
 全熱交換換気装置のAVS DUO は、約70%の熱交換のみならず、約80%の湿度交換を行いますので、エネルギーの損失を最小限に抑えながら、新鮮な外気導入を行うことが出来ます。 
 一方、冬季は、屋外の乾燥した冷たい空気に、熱のみならず適当な湿度を与えますので、屋内が過剰に乾燥することを抑えます。
 また、顕熱交換換気装置に必要になる「熱交換コアで発生する結露水の配水管」は、全熱交換換気装置には不要ですので、お手入れが簡単になり、配管工事費を節減できます。

 2. なぜ、亜鉛鉄板ダクトを使用するのか?
 (なぜフレキシブルダクトは使用しないのか?)
 換気に必要な空気量をダクトの末端のフリルまで効率よく確実に送る為には、ダクトの空気抵抗を考慮しなくてはなりません。 
 気体は液体以上にダクト(管)の抵抗に影響され易く、ダクトのエルボ(曲がり)や分岐はもとより、内部の凹凸も空気抵抗として大きく作用します。 内部に凹凸のあるフレキシブルダクトの空気抵抗は、亜鉛鉄板ダクトの2倍に相当します。 例えば、フレキシブルダクト1m分の空気抵抗は、亜鉛鉄板ダクト2m分に相当します。
 したがって、曲がりや内部に凹凸の多いダクト施工は、見かけの長さは短くても、空気抵抗から見た長さは非常に長いダクトと同じになり、末端まで必要な空気量が送れない原因となります。
 つまり、空気を効率よく確実に送り届けることを第一目的とする以上は、亜鉛鉄板ダクトに勝るものはありません。 施工には、多少の慣れを必要としますが、通常の住宅では、4~5人程度で施工することが可能です。

 3. なぜ、最大送風量が156㎥/h~306㎥/h(機外静圧100Pa時)が必要になるか?
 実際の必要換気量は人員構成や人間の活動量、そして空気汚染源の有無により大きく左右されます。
 一般に一人当たり20㎥/hが必要空気量の目安とされています。 そして、この数値から判断すると、4人家族の場合は、20㎥/h×4人=80㎥/hで十分と思えるかも知れません。
 しかし、住宅全体を吸収させる為、つまり、人がいない時でも部屋の中で発生する湿気や有毒ガスあるいは、居住者が気づかないうちに持ち込んで住宅内に漂っている花粉や埃を適切に排気するには、十分とは言えません。
 また、パーティー等で人が集まった場合や喫煙により発生する空気汚染等も考慮する必要がありますので、余裕のある最大送風量が必要になります。 なお、低速運転時は、約半分の総風流となります。

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