第一章
建築業界への第一歩
「お前、将来は現場監督にでもなったらどうだ!」
高校時代の担任の先生の何気ないひとことから、
「それもいいかな」
くらいの気持ちで入学した大学の建築科。
そして卒業後、地元の工務店に就職したのが、私のこの業界への第一歩でした。
あの時はまさかここまで家づくりに魅せられるとは全く想像もしていなかったのですが…。
就職してはみたものの、毎日毎日現場の片付けや職人さんの下での作業など、現場監督とは名ばかり、3Kどころか4K、5Kのつらい日々でした。
嫌々、仕事をこなすだけの日々の中、ある日転機がおとずれます。
あるケーキ屋さんの店舗の工事でのことでした。
お引渡しの日に、お客様が竣工式をやってくれたのです。
このときに初めて、
「自分たちにとっては今が終わりでも、お客様にとっては今が始まりなんだ」
ということに気が付きました。
100のうち99が嫌な事だった現場が、
「建築っていいな」「お客様が喜んでくれるってうれしいな」
と、建築のおもしろみに気づかせてもらえたのです。
今思い出しても本当にありがたい経験でした。
第二章
独立を考える
こうして自分の考え方が変わると、いろいろやりたい事がでてきました。
どうせやるなら自分が思い描いたものを形にしたい…。
それまで様々な現場、住宅から公共施設、木造から鉄筋コンクリート造などひととおりは現場をこなしてきました。 そこで積み重ねた経験を活かしつつも、自分にしかできない建築の仕事をしたい。
その想いを、時間はかかりましたが会社にも理解してもらえ、独立することができました。
独立後、初めての仕事は知り合いからの紹介でした。
どんな建物でもできます!
というのでは特色もないので、以前からそのデザイン性と性能に魅力を感じていた2×4の輸入住宅でやっていこうと決めたのもこの時です。
偶然に古い内覧会のチラシを見つけ、勇気を出してご連絡していただいたお客様に始まり、その後はほとんどのお客様が紹介からという出会いの中、気が付けばここまでやってこれていました。
本当にいいお客様ばかりに恵まれたんだなぁ、と心からありがたく思っています。
第三章
今 想う事
建築の仕事をしていると、お客様にとっては一生に一度のこと、という大切なことが、自分にとっては日々の仕事であるために、どうしてもお客様との間に感覚のズレができてしまいがちです。
私は常にこのギャップに気を付けるように心がけています。
お客様の立場で考えれば、決していい加減な対応はできません。
とことんお客様の話を聞き、初めての家づくりに対する不安を、できるだけ取り除くようにします。
例えて言えば、かかりつけのお医者さん、のようなものかもしれません。
患者さんの話を聞き、今がどんな状態で、どうすれば痛み・悩みが解決し満足できるのか、適切に判断して処置をする、家づくりも同じだと思っています。
また、私は二児の父親でもあるので、小学校や中学校、地域の人たちとも積極的に交流し、学校や子育てについて、いつも意識を持つようにしています。
(家づくりの打合せの席が、気がつけば子育て相談会に、なんてことも!)
子育てをして実感したことのひとつに、
『笑顔あふれる家族とその家族が集う場所がとても大切だ』ということがあります。
家には、子供たちの未来がつまっていなければならない。
第四章
そのために
そのために、
- 家族みんなが笑顔でいられる場所としての家を提供する。
- 子供たちが親を見て、いいなあ、早く大人になりたいなあ、と思えるような生活ができる空間を提供する。
- 健康に暮らせるために、身体への影響が出来る限り少ない材料を使い、新建材を極力避けた家づくりをする。(できるだけ水性のドライウォールペイント仕上げや、無垢材・石・タイルなどの自然素材を使う)
- ハウスメーカーや町の大工さんでは出来ない、輸入住宅のデザインと機能、高い性能を兼ね備えた家を、適正な価格で提供する。
これらを基本に捉えて、お客様との信頼関係を大切にし、みなさまに納得と満足をいただける家づくりを続けていきたいと思っています。




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